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留袖にまつわる母と娘の愛情のこもった体験談をご紹介する留袖レンタル物語をご紹介いたします

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私の留袖レンタル物語

第16回|拓ちゃん、ごめんね、そしてありがとう!

松田 和子さん【60歳・主婦・兵庫県】

息子から結婚の話を聞いたときは寂しさいっぱい!

 私は兵庫在住の主婦ですが、かつては小料理屋を経営しておりました。
その時に今の主人と知り合い、倍率も高かったのですが(笑)、猛アタックをされ結婚するに至りました。
それからもお店は続けていたのですが、色々な経緯があってお店を閉める事になり、その時はわりと年齢もいっていたのですが、そこから息子を授かる事が出来、幸せに暮らしておりました。

 その息子の結婚の話を聞いた時は正直言って、寂しさで一杯でした。

主人が出張の多い仕事なので、いつも息子と2人で仲睦まじく生活して来ましたからねえ……
息子の育児が私の肩にかかっていたのでもう必死でした、ちゃんと育てなきゃって。だから幼いころのオイタには相当厳しくしました。お尻を真っ赤になるまでぶったことも……。

叩かれる方はもちろんのこと、叩く方も辛いんですよ、アレ。非行に走ることもなく、私と漫才するような明るい子に育ってくれて本当、感無量です。ありがとう。

それだけに寂しい気持ちはありますが、でも、お嫁さん、可愛いんですよ。
娘ができるんだと思うと、嬉しいし……
ほんとに複雑でしたね。私と息子はあうんの呼吸、何でもやって来ましたから、ボケとツッコミも完璧だし(笑)、お嫁さんには司会をやってもらおうかな、なんて思いをはせたりしています。

留袖を着た自分を見て「老けたな」と思った

 留袖についての思い出ですが、息子を高年齢出産したせいもあるんですけど、息子の結婚式にむけて留袖を着た自分を鏡で見たときは、「うわあ、老けたなあ」って思いましたね(笑)。
とりあえず、白髪染めするために美容室に駆け込みました。それで、今度はお化粧もビシッとして留袖着てみたら、「あら、私まだまだいけるじゃない」って(笑)。留袖は着られるんじゃあなくて、自分がしっかりと着なくてはなりませんね。

自分の留袖も持っているのですが、久々に着物ダンスから出したら、前着た時の管理が悪かったんでしょうね。シワと埃が目立ってしまって……。
以前いつ着たかも覚えてなくて、もう、息子をきちんとした、どこに出しても恥ずかしくない子に育てるのに必死で、他の事って覚えていないんです。
結局留袖はクリーニングに出しました。
自分自身で保管はなかなか難しいので、留袖レンタルは良いサービスだと思います。

 留袖以外でも結婚式の準備となるとお互いの家同士の事になるので、色々と大変です。
関西の結婚式って豪華なところも多いのですよ。しきたりも関西独自のものがあります。水引飾りなど一つ取ってみても高価なもので、ハッキリ言ってお金がかかります。
なので、両家の話し合いが大切だと思います。両家の金銭的なバランスのとれた結婚式にしないと、いずれ金銭面でもめる可能性があります。そうならないためにも、見栄を張ったりしないでキチンと話し合うことですね。

 最後にひと言。お母さんの育児という一仕事はとりあえず終わったね。あとはあなた達次第です。
楽しいこともあれば、苦境に立たされることもあるでしょうけど、力を合わせて良い夫婦になっていってください。
そして、新居に招いてね。3人で漫才するのを楽しみにしてます。

あと、気が早いかもしれないけれど、私ももう歳だから早くお孫チャンの顔が見たいわあ。でも、なにはともあれ、健康第一で明るい毎日を過ごしてください。それが一番大事です。

困っている人がいても、優しく手を差し伸べるどころか足で蹴落とそうとする世知辛い現代、あなたには間違ってもそんなことしないで、夫婦で協力して周りを思いやっていってほしいと思います。
そうすれば、周りも空気が良くなるはずだし、最後はやっぱり家族が砦ですよ。

なんかあったら泣きついてもいいんだよ(笑)、私もまだまだ現役だからね!

留袖レンタル物語の目次(全47回)