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黒留袖や振袖などの着物にまつわるミニ雑学を教科書風にまとめでご紹介致します

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女性の正装といわれる「留袖」から「振袖」や「紋付」など、着物にまつわるミニ雑学をたくさんご投稿いただきました。
教科書風に並べてみましたので、みなさん、参考にしてください。

  • 留袖(とめそで)とは
  • その他の着物
  • 応用編|留袖で自分の価値を上げる
  • 結婚式での正装とは
  • 着物は「どう見えるか」よりも「どう見られるか
  • 今から間に合う結婚式の留袖対策
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応用編|留袖で自分の価値を上げる
■おしゃれ用の華やかな留袖
上品でグレードの高い手刺繍

ミセスの正装として着られる留袖は、黒地に裾模様と五つ紋がある着物です。
最近では、着る機会も少ないことからレンタルを利用される方も多く、留袖を
持っている方でも、多くの柄を楽しみたいという場合や、手持ちの留袖より良い物を着たいと思われている方などは、レンタルで手軽におしゃれを楽しんでいます。

数多くの留袖から一枚を選ぶ時、やはり優美さがある柄を選びたいものです。
留袖の柄には、生地に柄が染めてあるもの、金箔、銀箔などの箔刷りがあるもの、
刺繍がされているものがあります。
その中で優美な華やかさがあるのは、やはり手刺繍がされている留袖です。

手刺繍は糸で厚みが出るため、柄にボリュームが出て豪華さが増します。
さらに金糸や銀糸を使うことで人目を引くような華やかな印象を与えます。
特に金糸は、留袖の刺繍に使用すると生地の黒を引き立たせます。
黒地と金糸はとても相性の良い組み合わせなのです。

安価な着物は、機械で刺繍しているものもありますが、手刺繍のようなボリューム感はなく、
質感がペタッとした感じになります。

これに対し、金糸や銀糸の華やかさが活かされる手刺繍は、上品でグレードの高い雰囲気がありますので、
手刺繍の施された留袖はお薦めです。

留袖選びの時に、柄以外で注意して見て頂きたいのが生地の黒色です。着物の生地を黒に染める時、
染め方等によって色が微妙に違います。良いとされている着物の黒は、漆黒のきれいな黒ですが、
化繊などの安価な着物やあまり染めの良くない着物の黒は、少し色が薄い感じがして濃いグレーに見えます。

優美さがある本物の正装を

ただ草木染めの場合、漆黒という色合いにはなりませんが、染めの良くない着物の薄い感じの黒とは
違った黒で、決して染めが悪いというわけではありません。

着物について知識が少ないという人も多い時代になってきましたが、それでも正装をしなくてはいけないシーンが時にはあります。特に着物で正装をする場合、他の人も知識がないからと油断するより、優美さがある本物の
正装をしてみたいと思いませんか。

着物の生地や柄について、ほんの少しのポイントを知っているだけでも、着物選びは違ってきます。
レンタルの着物を扱っている店によっては、正絹も化繊も同じように並べてレンタルしている店があります。
確かに最近では、見ただけで正絹と化繊の区別がつかない人も多くなりました。ただ解らないのをいいことに、
品質に関係なくレンタルさせようとしている店は、利用しないほうがいいかもしれません。

もし解らないことがあった時に、正しい知識を持ったスタッフが丁寧に説明してくれる店なら
レンタルしても安心です。
結婚式の披露宴会場など、何人もの人が留袖を着ているようなシーンでは、良い物を着ていて目を引くのは
当然ですが、品質の良くない物を着ていても、悪い意味で目を引きます。

親族が集まるような場所では、だれがどんな物を着ているのかを気にする人がいたり、あまり良くない物を
着ていると余計な口出しをしてくる人がいるものです。
上品な優美さのある正装をするためにも、品質の良い着物を数多く置いているレンタル店を利用してみてください。

和ダンスのないご家庭などでは、着物の保存場所にも困りますし、防カビ対策などの管理も大変です。
保存の難しい高級着物ほど、レンタルを上手に利用してください。またレンタル店なら、
和装小物も一緒に借りることができるので、自宅では何も用意する必要がないというのも便利です。

着物のレンタルの中でも、ミセスに一番需要が高いのが留袖レンタルです。いざという時のためにも、
日頃から良い商品がレンタルできるところを決めておくと安心です。

■黒留袖と色留袖の格の違い
黒留袖は既婚者の第一礼装

結婚式などの慶事に参列する場合、既婚者の第一礼装となっているのが黒留袖です。
黒留袖は、着物のすその部分に、一枚の絵のようになる模様が描かれています。
鳳凰や鶴亀、宝船、松、竹など豪華な柄は和装ならではの気品と趣が感じられます。
それらの吉祥文様には、それぞれに意味があり、鳳凰や鶴亀などは長寿、宝船は繁栄、竹は成長など、それぞれに人生の成功や未来の幸せを願う気持ちが込められています。

黒留袖には、年齢に応じた選び方もあるようですが、最近ではいろいろなデザインの柄もありますので、自分の体系や顔映りなどに合わせて、似合う着物を選んでいくのが良いでしょう。

生地には、上質なちりめんが使われ、羽二重を重ねて着るのが基本になっています。
近年では、衿や袖口、振りや裾、そして衽(おくみ)のみを重ね、簡略化した比翼仕立てのスタイルが
多く見られるようになってきました。
黒留袖の大きなポイントは、染め抜きの紋が5つつけられていることです。
紋が5つあるのが、礼装のなかでは最も格の高い着物となっています。

色留袖はさまざまなシーンで着用できる

その名のとおり、薄い色で染められた生地で作った留袖が色留袖です。
黒留袖を着るにはまだ年齢が若すぎる方や、結婚式などの格式のある場だけでなく、
さまざまなシーンに着用したいという理由から好む方もいらっしゃいます。

一般的には、準礼装といわれる場合が多いようです。
それは黒留袖がたいてい五つ紋であることに対して、色留袖が三つ紋で作られることが多いからです。
色留袖でも五つ紋をつけている場合は、黒留袖と同格の第一礼装と見なされますのでご安心ください。
つまり留袖は紋の数で格が決定しますので、そこを注意しておくとよいでしょう。

ただし、結婚式に出席する親族であったり、新郎新婦の母である場合は、色留袖は避けたほうが無難かもしれません。五つ紋であることをよく確認してから黒留袖を着用するように心がけておきましょう。

気品あふれる礼装

いずれの場合も、留袖は気品にあふれる礼装です。伝統的な風習やしきたりなどが厳しい地域では、
留袖は女性の嫁入り道具のひとつでもあります。その価値はやはり素晴らしく、結婚式などで留袖を身にまとった女性は、立ち居振る舞いも美しく気品に満ちているように映ります。

結婚式に黒留袖を着る場合は、ご自分で持っていらっしゃる方は、どんどん着ていくようにしましょう。
留袖は年配の方が着るものだと思われていますが、実際は年齢を選ぶことはまったくありません。
華やかに見せたい場合は、帯や帯止めを変えることで、印象が随分変わります。一枚持っていれば、長く着られるのも着物の良い点で、祖母から母へ、そして娘へと、代々受け継いでいらっしゃる方もいます。
ドレスと違って、着ていく時間帯も選びません。格式がありますので大切な場所であれば臆することなく
着られるのが良いところです。

レンタルで年齢や立場に合った留袖を選ぶ

とはいえ、近年では高額な着物を作るよりも、貸衣装の方が便利なので、結婚式の衣装はレンタルする方が
ほとんどです。新郎新婦のご両親、親族が黒留袖を着る場合は、まとめてレンタルし、それぞれの年齢や立場に
合ったものを選んでいくという方法もあります。一人ひとりで借りるよりは、結婚式場へ直接送ってもらい、
グループサービスを受けられるショップもあります。

またレンタルショップでは色留袖も用意されていますので、チャレンジしてみてください。
気品と美しさと格を持ち合わせた和装は、日本の誇りです。
結婚式など、着る機会があれば、ぜひ着るようにしてください。

■綺麗な留袖姿のためのマナー
厳粛な気持ちで晴れの日を祝う

結婚式を迎える新郎新婦の母親、その他の既婚の親族、仲人夫人は留袖を着ることが一般的です。
晴れの日を祝う意味では、新郎、新婦により近い立場の人達は、この留袖を着て結婚式に参列することが必要です。留袖はお祝いの席では最も格式の高い礼装になります。こういった衣装を着ることはそう何度もありません。
近しい人達の幸せを願って、心強い味方としてこの着物を着て参加することはとても思い出深いことです。
この日を厳粛に受け止めることが大切なこととなります。

この日のために留袖を購入する人達もいますが、レンタルで済ませる人達も多くいます。
レンタルの良さは色々とあります。まず第一に費用がかかりません。新しく留袖を購入することと比較をすると、ずいぶんとリーズナブルに済みます。結婚式を挙げることはある程度の費用がかかります。
若い二人の新しい門出を祝い、準備のためにお金も多く使います。一日のために着る着物をリーズナブルに
レンタルで済ますことは現代的で有意義なことであるため、評判もよくなっています。

さらに良い点は、結婚式当日に、式場まで衣装を届けてくれることです。留袖等の着物を着るためには、帯やぞうり、バックや小物等、様々な荷物でいっぱいになります。遠方からの場合は、さらに色々な荷物があるため、
移動の際には大変です。こういった荷物を減らすためにも、レンタルを利用すると、とても便利でスマートです。

あらかじめ結婚式衣装のレンタルサイトにアクセスをし、よく検討をします。様々な種類の留袖が並んでいますので、自分達の好みにあったものを探すことが必要です。綺麗で優美さがあり、華やかな感じのするものを選びます。
綺麗なものは多いのですが、好みがあるため、やはり好きなものを選びます。留袖の美は、裾模様の綺麗さです。黒が地色ですから、裾の模様の華やかさによって留袖の美はきまっていきます。
晴れの日に向けて、美を追求し、なるべく綺麗な着物を着て祝うことが大切です。

お祝いの日ですから参加者も楽しみましょう

レンタルサイトは、年代によって選べるようにもなっていますので、自分の年代ではどういった着物が
向いているのかを参考にすることが出来ます。年代に応じた美が表現出来るように、気遣うことも必要なことです。
招待客も多い場合は、気をつけることが大切です。
こういった選び方でよいものを選ぶと、自信をもって参列することが出来ます。

着慣れない着物については、あらかじめサイトなどでチェックをし、知識を身につけておくことが必要です。
留袖を着るのは、どういった人達なのかは常識とされますので、間違うことがないようにお気をつけください。

さらに着物を着た場合には、髪型などにも注意が必要ですが、日頃はしないようなヘアスタイルにチャレンジし、
イメージチェンジをすることも楽しいことです。お祝いの日としての礼儀正しさは必要ですが、参加する人達が
楽しいことが何よりも大切です。自分達の衣装が綺麗で、その衣装にあった髪型やメイクを施すことも
楽しみのひとつです。

プロの美容師にお世話になることも安心です。着物にあったヘアスタイルやメイクをして、
華やかさを演出してもらいましょう。
なかなか着物を着る機会のない人達は、こういう日には思いっきりおしゃれをするのも楽しいですよ。
そして写真もたくさん撮って、思い出を残しましょう。

結婚式は本人以外の親族なども、精一杯楽しむことが大切です。若い二人が主役ですから、
前途は明るく楽しいものとなります。その二人に関係が深い人達も、ほっとした思いが大きく、
心から楽しい一日になります。
着物も綺麗、着る人達も心から幸せな笑顔でいっぱいの、記念すべき大切な日になります。

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